【2025年版】空港からヘルシンキ中央駅への移動手段をまとめてみました

これからヘルシンキにいらっしゃる方のためにまとめてみました。料金などは2025年4月バージョンに更新いたしました。

ヘルシンキ空港から、街の中心地であるヘルシンキ中央駅への移動方法は、主に2つあります。短い時間で楽に移動したいなら A)タクシー、安くすませたいなら B)公共交通機関 がお勧めです。

A) タクシー

この方法が、いちばん簡単です。宿泊先がヘルシンキ中央駅から徒歩の距離でない場合、タクシーに乗ってしまえば中央駅での乗り換えに悩むことはありません。特に冬場は雪道を大きなスーツケースを引いて歩くのはかなり労力が必要ですし、夏でもホテルの場所によっては石畳の移動が意外と疲れます。

◆ 料金
空港から市内中心部までなら、乗車時点で定額を選んでください。そうするとセダンタイプのタクシーなら
38€程度
で乗車できます。空港のタクシー乗り場から乗車する時に、必ず定額と確認してください。

走行距離ごとのメーター料金ですと、50€以上かかるのではと思います。

行き先が中心部以外だと、時間帯と距離などによって変わってきます。大きいタイプのバンなどももっと料金が高くなります。

☆ メリット
・乗り換えなどの心配がなく、楽に移動できる。乗車時間は混んでいなければ30分程度。

デメリット
・公共交通機関利用に比べて、金額的に高い。

!注意点!
・タクシー乗り場以外からは、乗らないでください。空港ビル構内で声をかけてくる白タクに乗ってしまうと、法外な料金を請求されたりします。
・有料でお客様を乗せて走る場合は、タクシー免許が必要です。なければ白タクです。安全のために、正規のタクシーに乗りましょう。個人間マッチングアプリなどの利用もご注意ください。
・タクシーを降りる時は、必要なくてもレシートを受け取っておくのがお勧め。忘れ物などがあった場合、連絡を取りやすいです。
・タクシー会社のアプリ、Whimアプリなどで呼ぶことも可能です。最近ヘルシンキ周辺でも大手タクシー会社を装って法外な料金を取る違法タクシーの存在などがニュースで報じられています。

* 2024年3月初旬をもってWhimアプリはヘルシンキエリアでのサービスを終了しました。

そのほか、類似のサービスではウーバーがあります。アプリをインストールし、支払い情報を登録すれば、配車も支払いもアプリで完結します。タクシーより料金は安いですが、場合によって利用したいタイミングで配車できないなど不便な点も耳にします。

B) 電車(近郊線)もしくは路線バス

ヘルシンキ交通局管轄の近郊線電車 PラインとI(アイ)ラインが、ヘルシンキ空港最寄り駅 Lentoasemaと中央駅を結んでいます。もしくは路線バス600番もヘルシンキ中央駅へ運行しています。こちらが、一番安く移動できる方法です。時間的には、空港から中央駅まで45分から1時間程度かかります。

料金

2025年  シングルチケット  ABCゾーン 4,40€(券売機かアプリでの料金。90分有効。時間内は適用ゾーン内乗り降りし放題)タッチ決済の場合、ABCゾーン 4,70€ と少し高くなります。

ヘルシンキ空港⇔ヘルシンキ中央駅区間は、 ABCゾーン が適用となります。
チケットは空港内のキオスクで購入する、もしくは地下にある近郊線ホームのチケットマシンをご利用ください。ちなみに、キオスクではチケット発行手数料90セントが加算されますので、HSL(ヘルシンキ交通局)のチケットマシンで購入するのがいちばんお得です。タッチ決済も使えるようになり便利ですが、ABCゾーン 4,70€ で券売機で買うより高額です。

トランジット中の観光なら、デイチケットを買ってしまえばシングルチケットを複数回買うよりお安く、もっと楽です。ABCゾーンの一日用デイチケットは12€です。デイチケットは最長13日ぶんまで購入可能です。

詳細は…
ヘルシンキ交通局の公式サイト(英語で料金などでご確認ください。

メリット
・料金がいちばん安上がり。
・運行本数が多い。
・最初からデイチケットを購入してしまえば、さらにお得な場合も。

デメリット
・空港から、最寄りの Lentoasema 駅まで徒歩10分ほど距離がある。バスターミナルは比較的近いです。
・チケットの購入が多少手間である。←事前にアプリをインストールしておけばラクラク!

!注意点!
チケットは、電車をはじめすべての乗り物内で販売していません。が! 2025年3月より近郊線とトラム、バスは車内で 1回券のみタッチ決済で購入できるようになりました。デイチケットは駅構内もしくは車内に入る前に購入してください。メトロやスオメンリンナフェリーの車内にはカードリーダはなく、駅構内入口にあるカードリーダーでタッチ決済することが可能です。アップルペイなどでも可能です。
・チケットマシーンには、時々購入の列ができる時があります。スマホをお持ちであれば、アプリでチケット購入もしくはタッチ決済にすると便利です。
フィンランドの公共交通機関には改札がありません。チケットがなくても実質乗れてしまいますが、必ずチケットを購入してからホーム/車両に入ってください
無賃乗車は、罰金100€+チケット料金です。旅行者でも例外なしです。(2024年より罰金の金額が上がりました)
・一回券やデイチケットなどカードタイプのチケットを券売機やキオスクなどで買った場合、必ず最初に乗車した時にアクティベーションをしてください。これをしないで乗車していると、無賃乗車扱いになります。
・有効時間内であれば、ヘルシンキ中央駅からトラムやメトロ、バスに追加料金なしで乗り換えできます。ABC一回券は90分有効です。
・近郊線電車 PラインとI(アイ)ライン、どちらに乗っても終点がヘルシンキ中央駅です。

【2025年4月更新】チケット購入場所についての記事はコチラ

ヘルシンキ交通局のアプリを、日本でダウンロード、設定までしておくと便利です。アプリ内でチケットが買えて、時刻表、乗換案内などを調べることもできます。

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上記 175€ は2025年4月以降の料金です。交通費別となります。お客様のご希望により、公共交通機関もしくはタクシーの現地払いでお願いいたします。
詳細・お問合せは、こちらのページから。

C) 空港シャトルバス(フィンエアシティバス)←永続的に運行がなくなりました

フィンエアシティバスは、2020年以降永続的に運行がなくなりました。

【最終更新日:2025年4月14日】